対馬の春の風物詩、「ゲンカイツツジ」も少しずつ咲いてきました。
3月は卒業や別れのシーズンですね。
進学や転勤で対馬を離れる人も、対馬で新しい生活を始めるって人もいるでしょう。
対馬市の事業で、コロナウイルスの影響で帰省を断念した人などに特産品をプレゼントするという事業を当店が請け負いました。
(現在は終了しています)
それに関するアンケートを実施し、今集計作業をしていたところです。
それをまとめていたら、なんだか切なくなってしまいました。
年齢なのか、季節的なものなのか異常に涙もろい今日この頃です💧
というのも、回答の中には20歳前後の若い方からも目立ち、
自分の娘・息子の将来とも重なるところがあり・・
「対馬に戻りたいですか?」という設問に
「戻りたい」という声の多いこと。
でも「島には仕事がないから・・・」というのがなんとも切実で。
これは対馬に限った問題ではないと思います。
過疎化の進んだ地域では、いくらふるさとで好きでもそこに仕事がなければ
生きていくことができない。
もちろん「もう戻りたくない」という意見もありました。
「何もない」
「都会の方が便利だから」と。
それもまた然り、で。
基本的に、高校から先は島内就職以外は進学等で島を出ることになります。
島を出て、対馬を客観視した時、我が子は「戻りたい」と思うのか、
それとも都会の生活を選ぶのか・・・
今は「対馬が大好き!!」なんて無邪気に言っているけれど。
それを考えたらひとりしんみりしてしまったのでした。
そういう私も一度は都会生活にあこがれ上京した一人。
でも歳を重ねて今はやっぱり故郷が恋しいです。