山椒のフライング
和製ハーブの山椒。
スパイスとして楽しむことができますが、山椒には驚きの効能も期待できるようです。
[山椒に含まれる栄養素]
サンショウオール
山椒の辛味成分。大脳を刺激して内臓器官の働きを活発にする作用があるそう。
新陳代謝を促し、発汗作用もあります。
脂肪燃焼効果も期待できるとの報告もある。
タンニン
渋みの成分で抗酸化作用、殺菌作用があるそうです。
タンニンは胃腸に働きかけ、ゆるい便を硬くする調整作用がある。
芳香成分
多くの芳香成分を含んでいるが、主たるものは「シトロネラール」と呼ばれる成分で、精神安定や集中力の向上が期待できます。
その他「シトラール」にはリラックス効果もあるようです。
山椒はカリウムを多く含みます。血圧を正常に保ち、老廃物の排出に効果があります。
ビタミンA
ビタミンAも豊富に含んでいます。ビタミンAは眼精疲労や免疫力の向上に効果があります。
山椒に期待できる4つの効能
1)デトックス
山椒は新陳代謝を高める、体に溜まった老廃物や毒素を排出してくれるデトックス効果を期待できます。
2)冷え性改善
血行促進効果、冷え性の改善に役立ちます。
3)胃腸の機能の回復向上
胃腸の機能を回復させたり向上させる効果があります
4)減塩、減糖をサポート
味覚が敏感になり、少量の塩や砂糖でも食事が美味しく感じられます。
山椒のドレッシングでマリネなどもおすすめです。
ヨーロッパの三つ星レストランのシェフも山椒独特の香りと刺激に注目しているそうです。肉料理、ドレッシングだけでなく、お菓子や飲み物にも使用されていのだそう。驚きです!!
小さな一粒の中に体に良い成分が豊富に含まれている山椒ですが、
食べ過ぎには注意が必要のようです。
【食べ過ぎによる副作用】
・胃腸の働きを過剰に活性化させ、下痢や嘔吐を引き起こしてしまうことがある
・脳を活発にする効果があるため、かなり過剰に摂取すると、脳への刺激が強く働き、意識障害が起こったり、酩酊状態になることも
※あくまでも、大量に食べてしまった時に起こる副作用のようです。通常の量であれば、心配はいらないそうです。
山椒には青い実(未熟な緑色)と赤い実(熟した実)の2種類があります。
青い実は初夏に採取でき、赤い実は秋に採取できるそうですが、なんと先週の8月前半。すでに山椒の実が赤くなっていました。。。
やはり今年は季節が少し早いのでしょうか?
。。。ということは冬が長いということでしょうか。。。涙
ちなみにこの赤い山椒は採取後、乾燥させて使用。
ザルなどに1、2週間干しておくと色が茶褐色に変化して、中から黒いタネを取り除く作業を行います。食べるのは赤い皮の部分のみです。これをミルに入れてすりつぶすと、冬の料理にぴったりのスパイスになります。湯豆腐や鍋物にピッタリ♪
マーケットなどで販売されているスパイスとは香りが全く異なります。
自然のものは季節にぴったりの作用や効能、楽しみ方ができますね♪
——————————————————————————————————————
最後まで読んでくださってありがとうございました。