花おりおり
4月の後半に対馬で出会った植物のご紹介です。
ケシ科
近年広がりつつある帰化植物。
1961年に東京都世田谷区で最初に見つかったそう。原産地はヨーロッパ。
花はヒナゲシにない橙黄色(トウコウショク)。果実が丸くなく細長い特徴があり、‘長実’の名前はそこからきている。
、、、でも、考えたら、対馬は福岡まで147㌔。釜山までは49、5㌔。対馬にやってきたのはもしかしたら韓国経由だったりして、、、🙄
シラン
ラン科
数あるランの中で最も育てやすいと言われている種類の一つ。
関東以南ならば、日当たりの良い庭に植え放しの状態で、この時期にはきっと花を見せてくれる。鮮やかな紫の色がとっても美しく目をひく。球根は漢方で白及(びゃくきゅう)といい、止血や火傷の治療などに使われるそう。
庭先に群生して咲いていて、目を惹かれる美しさ。
モッコウバラには棘がない。花は小ぶりで八重。淡い色調で上品。
蔓性でよく茂る。白花は黄色には欠ける芳香を持つ。木香の名を持つ由縁。
以前お世話になっていたそば屋さんの目の前にもモッコウバラの見事なバラ棚があって、毎年楽しませていただいていた。小ぶりの八重咲きのバラもとっても好き🌹
ボタン科
原産は中国。漢名は芍薬(シャクヤク)。「薬」の漢字が使われているのは、根が薬用に供されたから。けいれんや鎮痛、てんかんに効くとされたそう。古代ギリシャやローマでは薬として服用されていた。
すごく綺麗で大きな花が目立つけど、実は隠れている根っこに真の力が隠されていたとは驚き👀✨✨
マルバウツギ
アジサイ科
山野の斜面や川岸などの日当たりの良い場所で見られる。
高さは1、5mほどの落葉低木。
よく枝分かれしている。葉っぱが卵形〜楕円形であることが名前の由来。
今日の散歩ではあちこちでよく咲いていたマルバウツギ。小粒な花が密集して咲いていて可愛らしい♪
※※※※ おまけ※※※※
ここからは対馬の植物ではなく、わたしの実家(福岡)の山の中で父が見つけたランのご紹介です。
キンラン
ラン科
北海道を除く日本各地に分布しているが、1990年ごろから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧種の指定を受けている。
キンランは土中の菌根菌やそれを取り巻く環境と共存しているため、人工栽培は極めて難しいとされています。掘り起こして植え替えたり、鉢で栽培しても、環境が変わると長く生き続けることが難しい。
また、ハモグリバエによる食害も数を減らした原因の一つと考えられています。
父はこのキンランを山で見つけてから、毎年咲くことをとても楽しみにしているようです。
花が大好きな父にとって、キンランの咲く山はまさに宝の山なんだと思います。
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。