自然派ショップ「コノソレナチュラルファクトリー」スタッフブログ

花おりおり

 


8月の前半に対馬で観察した植物のご紹介です。

 

 

コマツナギ

f:id:conosole:20210816092438j:image

東南アジアを原産とする、マメ科コマツナギ属の落葉小低木。背丈は40ー80センチほどでやや高め。根が硬くて丈夫。

名前の由来は「茎が丈夫で馬を繋ぎ止めることができる」という説や「葉が馬の好物で、この木から離れなくなるため」という説があるようです。1センチにも満たない小さな可愛らしいピンクや白い花を咲かせる。

 

 

 

ゲンノショウコ

f:id:conosole:20210816092425j:image

「現の証拠」が語源。

推理小説の事象のような名前だけど、しっかりとした薬効に基づいています。

よく知られた代表的な和薬の一つで、服用すればたちまち腹痛や下痢がおさまり、また便秘にもよく効くので「現の証拠」とされている。

 


メハジキ

f:id:conosole:20210816092412j:image

夏から秋にかけて道端や荒地でも生える野草。ピンク色の可愛い花が茎に沿って咲く。メハジキの全草を乾燥させた生薬を「ヤクモクソウ」というそうですが、「母の益になる薬草という意味があり、中国では古くから婦人薬として利用されてきたそう。薬効:生理不順。

 


ツユクサ

f:id:conosole:20210816092356j:image

朝の花。小さな頃から大好きな花。

ツユクサのユニークさは午後にあります。花弁の中はドロドロに溶け、成分は吸収されてなんと、次の花へと回される。最先端のリサイクルの花なのです。

 


オオマツヨイグサ

f:id:conosole:20210816092334j:image

誤解されやすい花。ツキミソウと思われていることもあるが、その花は白いそうです。日没の後、4枚の花弁がかすかに音をたてて開花させ、翌日にはしぼんでしまう一日花。

 

 

 

 

——————————————————————————————————————

 


最後まで読んでくださってありがとうございました。