8月の前半に対馬で観察した植物のご紹介です。
東南アジアを原産とする、マメ科コマツナギ属の落葉小低木。背丈は40ー80センチほどでやや高め。根が硬くて丈夫。
名前の由来は「茎が丈夫で馬を繋ぎ止めることができる」という説や「葉が馬の好物で、この木から離れなくなるため」という説があるようです。1センチにも満たない小さな可愛らしいピンクや白い花を咲かせる。
「現の証拠」が語源。
推理小説の事象のような名前だけど、しっかりとした薬効に基づいています。
よく知られた代表的な和薬の一つで、服用すればたちまち腹痛や下痢がおさまり、また便秘にもよく効くので「現の証拠」とされている。
メハジキ
夏から秋にかけて道端や荒地でも生える野草。ピンク色の可愛い花が茎に沿って咲く。メハジキの全草を乾燥させた生薬を「ヤクモクソウ」というそうですが、「母の益になる薬草という意味があり、中国では古くから婦人薬として利用されてきたそう。薬効:生理不順。
朝の花。小さな頃から大好きな花。
ツユクサのユニークさは午後にあります。花弁の中はドロドロに溶け、成分は吸収されてなんと、次の花へと回される。最先端のリサイクルの花なのです。
オオマツヨイグサ
誤解されやすい花。ツキミソウと思われていることもあるが、その花は白いそうです。日没の後、4枚の花弁がかすかに音をたてて開花させ、翌日にはしぼんでしまう一日花。
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