自然派ショップ「コノソレナチュラルファクトリー」スタッフブログ

渡鳥の交差点

 

対馬はいろんな鳥が観察できるため、実はバードウォッチャーにとって有名な場所でもあります。

 


対馬にはどんな野鳥がいるの?

アカハラダカ  一日に5万羽渡る日もある。

・ヤマショウビン  春の数日間だけ、対馬に滞在。大陸へ。

・ナベヅル   休憩に降りてくる。

オオワシ   冬の期間のみ。

 

 

 

実は対馬に一年中いる鳥は少ない。

今までに対馬で観察された鳥の数は383種(対馬野鳥の会調べ)。

 


※日本で記録された鳥類は633種

大体6割程度の鳥が対馬で見ることができるようです。

対馬の面積は日本の面積の0、2%なので、面積のわりに多くの種類を見ることができることが理解できます。

 

渡鳥(対馬に一時期だけいる鳥類):63%

留鳥対馬に一年中いる鳥):9%

毎年対馬で見られる鳥類260種ほど


対馬で見られる鳥は渡り鳥が多いのが特徴ですね♪

 

 


なんで対馬には渡鳥が集まってくるの?


対馬は渡鳥の交差点だから。

 


実は渡鳥たちは決まったルートを正確に飛んでいます。

カッコウ  中央アフリカと日本を渡る

セイタカシギ ユーラシア大陸とオーストラリアなどへ渡る

(赤いロングソックスが可愛い)

ヘラサギ  ユーラシア大陸などから東南アジアなどへ渡る

(平たく大きなくちばしは遠くから見てもすぐ分かる。掃除機のように左右にクチバシをふってエサを食べます)

ツメナガセキレイ  ロシアなどから東南アジアへ渡る

セキレイ科の鳥たちはしっぽを振りながら歩いていますね。愛嬌があってユニーク)

 


↑渡りを行なう鳥たちの一部ですが、ルートの中継地点に対馬があるということですね。

 


これからもう少しするとツルが渡ってきます。

鳥たちが降りてくるのに有名な場所は佐護平野。この一帯に立ち寄り羽を休めます。


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今年も無事に稲刈りが終わり、ツルがやってくるのを待っているかのようですね。tちゃん、今年の佐護平野の写真ありがとう♡

 


飛び立っていく様子も面白いんです。

1匹が「そろそろ行こうか!」と大きく合図すると「行くってよー!」と他のツルたちが声かけを始めます。

一羽また一羽と田んぼの上を円を描きながら飛び始め、全員がぐるぐると高く舞い上がり、一羽残らず一斉にシベリアの方角へ飛び立っていくのです。その時間はものの1、2分程度でしょうか。あっという間の見事なチームプレイ。

 

 

 

ずっと憧れているのはヤマショウビン。いまだに見たことないがないので、絵を描いてみました。なんてカラフルなんでしょう。

 

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口には赤いリップを塗り、青いマントを羽織り、白いマフラーを巻いている。とってもおしゃれ。
来春には見ることができたらいいなぁ。。。

 

 

 

 


渡鳥の楽園、対馬。珍鳥と呼ばれる鳥たちも間近で観察することができるかも♪

 

 


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最後まで読んでくださってありがとうございました。