鳥の名探偵

対馬は島だけど、山深いことが魅力の一つ。

木登りして育ってきた、山育ちの私も対馬の山の深さにいつもわくわくしています。

それもそのはず、対馬の面積の89%が山地。トンネルもたくさん。

この日も山と青空の境目がとってもきれい。

一本道を移動中。。。

前をゆっくり走る一台の車を発見。

「先生だ」。

s君が呟く。

憧れの野鳥の先生。

目の前で一旦停車された、先生の車を後ろ目に、私たちは先へ急ぐ。

帰り道、先生の車がまだ停まっておられた。

よく見ると２本の立派な望遠カメラが何かを狙っている。

静かに狙うカメラの前を遮る勇気はなく、離れたところで一旦停止。

しばらく待つが、望遠カメラは動かない。

何がいるんだろう。。。

離れたところから「何が出ているんですか⁇」

小声で尋ねてみると。。。。

「ブッポウソウ」。と先生。

30センチほどの全体的に黒っぽい鳥だが、目がくるんとしていて、丸いくちばしと脚が赤色のかわいらしく美しい鳥だ。

肉眼では確認しづらいほど先の距離にいるマルタイを先生はどうやって見つけておられるんだろうか。鳥の名探偵。

「ヤマショウビンは来てますか⁇」

大体5月の連休頃に渡をしてくるバーダーのみなさん憧れの美しい旅鳥。

「まだ来てないよ」。

コバルトブルーのマントを羽織り、純白のスカーフを巻くヤマショウビン。

紅色の長いくちばし。その美しさに巡り合ってみたいものです。

「双眼鏡とカメラは持ち歩こう」。心に決めたs君だった。

連日お伝えしている冷凍のヒオウギ貝。

「炊き込みご飯がおすすめだよ」。

とtちゃんからおすすめレシピが届いていたので、やってみよう♡

冷凍でも十分すぎる出汁が出ます♡

山の中にいて、新鮮な海の幸を味わう。

これってすごい事ですよね。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。