自然派ショップ「コノソレナチュラルファクトリー」スタッフブログ

対馬の昔ながらのおやつ

 

今月に入っての、ある日の早朝。

突然スマホが鳴り、「今からおやつ作るけど、来ませんか〜?」と、お電話をいただきました。

 

去年、取材の依頼を受けてお邪魔させていただいたおばさまからのお電話でした♪

conosole.hatenablog.com

 

急いで準備して出かけると、すでに、お鍋でグツグツと炊いておられました↓

お鍋の中で炊かれているのはさつまいもを干した「切り干し」と自家製のグリンピース。

そしてお砂糖とお水。

 

 

さつまいもは寒さに弱く、冬越しさせるのが難しい食材です。対馬ではさつまいもが手に入らない今の時期にも食べることができるように、生のさつまいもをスライスして、穴を開け、冷たい風にさらして干します↓

コチコチに乾燥した状態であれば越冬させることができ、今の時期に収穫されたえんどう豆と一緒に炊いて、おやつとして昔から対馬で親しまれてきたのだそうです。

 

こちらの「切り干し」のさつまいもを使っておやつ作り見学スタート♪

お鍋一杯に入れられた「切り干し」とグリンピースをしばらく中火でグツグツ↓

お砂糖もお水も適当なんだそうです。👀

おばさまの経験が光ります✨

あ、お塩も少し。色が茶色なのはお芋の色だと思われます。さつまいもは乾燥させると不思議ですが、黒っぽくなるようです。

 

しばらくすると水分が飛び、お芋も柔らかく溶けてきました〜👀

 

 

お芋をしゃもじで潰していきます。もう随分柔らかくなっています。

一体どんなお味なのでしょう。。。✨

水分が飛んで、出来上がりです。

火から鍋をおろして、取り分けておられました。

ご近所の皆さんに配られるそう。今でこそ、年中さつまいもをスーパーで購入することができますが、昔はこの時期にさつまいもを食べられることはなかったそうで、貴重なおやつとして、喜ばれていたそうです。

 

おやつの名前はなんですか?とお尋ねすると、「‘切り干し‘だよ」と教えていただきました。

材料のさつまいもも‘切り干し‘、出来上がったおやつも‘切り干し‘なんだそうです♪

かんころ‘とも言ったりするそうですが、いくつか呼び方があるのかもしれません。

 

私もたくさんお裾分けをいただきました。

お味はとっても優しくシンプルなお味。

私はこういう素材の味がするおやつが大好きなんです☺️

イメージとしては小学校の時の家庭科で作った茶巾絞りのような食感と美味しさでした。

おばさまのご親切に心もほっこり。

 

 

約束を覚えてくださって、お電話くださり、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。